2005.08.09 Tuesday
大病院で感じた違和感
先週、猛烈に胃が痛くなった日があったので、さすがに気になって、束の間の夏休みの今日、病院に行ってきました。
そこは、大きな大きな大学病院。
地方の空港のチェックインカウンター並のロビーを構えた外来受付。
そこでまず診察券を発行してもらい、それを持って、内科の「階受付」へ。
「階受付」で、診察室の番号と、受付番号の書かれたレシートみたいな紙をもらって、待合室へ。
まるで銀行みたいです。
そこで見た光景が、なんともSFちっくでした。
診察室が、ずらっと、20部屋ぐらい並んでいます。
まったく同じ形のドアが整然と並んでいるのです。
ドアの脇には、受付番号を表示する発光ダイオードのデジタル表示板。
そして、そのずらっと並んだ各診察室の前には、待合用の長いすが3列ほど。
こちらも、空港の待合ロビーのように、ずらーっと並んでいます。
患者さんは皆、デジタル表示板を音がするたびにちらっと見ます。
「ピンポーン」という音と共に、表示版に番号が表示されると、待合のいすに座っている人の中の一人が「す〜」っと立ち上がり扉に向かいます。
ドアをノックして、「す〜」っと中に吸い込まれていきます。
そんな光景が、20個も並ぶ部屋で、整然と繰り返されます。
皆。無言で。
無機質な空間で、デジタル表示版の数字が切り替わる度になる、「ピンポーン」の音だけが、一定の間をおきながら、途切れることなく続きます。
「ピンポーン」
「ピンポーン」
「ピンポーン」
これじゃぁ、お医者さんも、仕事が流れ作業的になりますよね。
まるで、工場の生産ライン。
品質チェックの流れ作業って感じです。
確かにこの大病院は、相当な人数の患者さんが訪れるので、IT化、合理化が徹底しており、「非常に良くできた仕組み」を備えた最新の病院なんだと思います。
でも、この無機質さって、一体なんなんでしょうか??
何かがオカシイ気がしました。
先週見た、映画「アイランド」を彷彿とさせる光景。
もう少し、色だとか、音だとか、形だとか、配置だとか、人間味のあるデザインの工夫ができるんじゃないかと、感覚的に思いました。
私には、それを具体化するセンスはありませんが、動物としての本能的なものが、この空間の異質さを感じ、直感に訴えたのかもしれません。
空間デザインの必要性と重要性を改めて感じました。
そこは、大きな大きな大学病院。
地方の空港のチェックインカウンター並のロビーを構えた外来受付。
そこでまず診察券を発行してもらい、それを持って、内科の「階受付」へ。
「階受付」で、診察室の番号と、受付番号の書かれたレシートみたいな紙をもらって、待合室へ。
まるで銀行みたいです。
そこで見た光景が、なんともSFちっくでした。
診察室が、ずらっと、20部屋ぐらい並んでいます。
まったく同じ形のドアが整然と並んでいるのです。
ドアの脇には、受付番号を表示する発光ダイオードのデジタル表示板。
そして、そのずらっと並んだ各診察室の前には、待合用の長いすが3列ほど。
こちらも、空港の待合ロビーのように、ずらーっと並んでいます。
患者さんは皆、デジタル表示板を音がするたびにちらっと見ます。
「ピンポーン」という音と共に、表示版に番号が表示されると、待合のいすに座っている人の中の一人が「す〜」っと立ち上がり扉に向かいます。
ドアをノックして、「す〜」っと中に吸い込まれていきます。
そんな光景が、20個も並ぶ部屋で、整然と繰り返されます。
皆。無言で。
無機質な空間で、デジタル表示版の数字が切り替わる度になる、「ピンポーン」の音だけが、一定の間をおきながら、途切れることなく続きます。
「ピンポーン」
「ピンポーン」
「ピンポーン」
これじゃぁ、お医者さんも、仕事が流れ作業的になりますよね。
まるで、工場の生産ライン。
品質チェックの流れ作業って感じです。
確かにこの大病院は、相当な人数の患者さんが訪れるので、IT化、合理化が徹底しており、「非常に良くできた仕組み」を備えた最新の病院なんだと思います。
でも、この無機質さって、一体なんなんでしょうか??
何かがオカシイ気がしました。
先週見た、映画「アイランド」を彷彿とさせる光景。
もう少し、色だとか、音だとか、形だとか、配置だとか、人間味のあるデザインの工夫ができるんじゃないかと、感覚的に思いました。
私には、それを具体化するセンスはありませんが、動物としての本能的なものが、この空間の異質さを感じ、直感に訴えたのかもしれません。
空間デザインの必要性と重要性を改めて感じました。