大病院で感じた違和感

  • 2005.08.09 Tuesday
  • 21:47
先週、猛烈に胃が痛くなった日があったので、さすがに気になって、束の間の夏休みの今日、病院に行ってきました。

そこは、大きな大きな大学病院

地方の空港のチェックインカウンター並のロビーを構えた外来受付。
そこでまず診察券を発行してもらい、それを持って、内科の「階受付」へ。

「階受付」で、診察室の番号と、受付番号の書かれたレシートみたいな紙をもらって、待合室へ。
まるで銀行みたいです。


そこで見た光景が、なんともSFちっくでした。


診察室が、ずらっと、20部屋ぐらい並んでいます。
まったく同じ形のドアが整然と並んでいるのです。

ドアの脇には、受付番号を表示する発光ダイオードのデジタル表示板
そして、そのずらっと並んだ各診察室の前には、待合用の長いすが3列ほど。
こちらも、空港の待合ロビーのように、ずらーっと並んでいます。


患者さんは皆、デジタル表示板を音がするたびにちらっと見ます。


「ピンポーン」という音と共に、表示版に番号が表示されると、待合のいすに座っている人の中の一人が「す〜」っと立ち上がり扉に向かいます。

ドアをノックして、「す〜」っと中に吸い込まれていきます。


そんな光景が、20個も並ぶ部屋で、整然と繰り返されます。

皆。無言で。


無機質な空間で、デジタル表示版の数字が切り替わる度になる、「ピンポーン」の音だけが、一定の間をおきながら、途切れることなく続きます。


「ピンポーン」


                「ピンポーン」


       「ピンポーン」



これじゃぁ、お医者さんも、仕事が流れ作業的になりますよね。

まるで、工場の生産ライン。
品質チェックの流れ作業って感じです。


確かにこの大病院は、相当な人数の患者さんが訪れるので、IT化、合理化が徹底しており、「非常に良くできた仕組み」を備えた最新の病院なんだと思います。


でも、この無機質さって、一体なんなんでしょうか??
何かがオカシイ気がしました。


先週見た、映画「アイランド」を彷彿とさせる光景。


もう少し、色だとか、音だとか、形だとか、配置だとか、人間味のあるデザインの工夫ができるんじゃないかと、感覚的に思いました。

私には、それを具体化するセンスはありませんが、動物としての本能的なものが、この空間の異質さを感じ、直感に訴えたのかもしれません。


空間デザインの必要性と重要性を改めて感じました。
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