モバイルのこと。プラットフォームのこと。

  • 2008.07.24 Thursday
  • 18:14
先日、慶應のデジタルメディア・コンテンツ統合研究機構が主催する「コンテンツ政策フォーラム」というのに行ってきました。

テーマは「モバイルコンテンツとプラットフォームの新展開


iPhone 登場直後のこのテーマ。
う〜む、なんてタイムリーな。


当日は来場者との意見交換などもあり・・・。
テーマが大きいだけに、限られた時間の中、広く・浅くな内容ではありましたが、広い意味でのFMC(Fixed Mobile Convergence)にまつわる様々な意見交換・情報交換が行われて、この分野の現状を手短にキャッチアップするにはとても充実した内容で参考になりました。はい。

 Fixed(固定回線)≒PCを中心にしたネットの経済圏≒オープン指向
 Mobile(移動体通信)≒ケータイの経済圏≒(国内は今のところ)クローズド(な傾向)

という相容れ難い状況の中で、「総IP化」「相互運用性(インターオペラビリティ)」の可能性なども含め広義のFMC実現への期待とその課題や問題意識の共有というのが議論の中心テーマにあったように思います。

終盤は、「オープン化」と「技術者の能力の活性化」の関係性みたいなところも議論として上がったり。

この辺りの話は、先日別の場でお会いした Mozila Japan のYさんとお話して、なるほどぉ、と思ったこと(オープンソースプロダクトの開発にまつわるお話)と相通ずる部分があり、個人的にとてもタイムリーな話題でした。



「オープン」と「クローズ」の話は、「水平分散型の産業構造」と「垂直統合型の産業構造」の対比にも繋がる話。

垂直統合の効果を発揮して優れた産業領域を一気に作ることは、日本のお家芸の1つだと思っているので、必ずしもネガなことばかりでは無いと私は思っています。日本特有の製品でもある非常に高機能な「カーナビ」は、垂直統合型産業の1つの成果だという話を聞いたことがあります。

言うまでもなく、「日本のケータイ市場」も垂直統合型産業の1つの成果です。
※世界市場とは一線を画した固有の進化を遂げているということで「ガラパゴス」に例えられるようですが。。。。

一方、コンテンツ(情報やソフトウェア)といった知財の自由な流通(交換)という観点で考えると、いろいろなところに参入障壁が(意図せずとも)できてしまう垂直統合型よりも、各レイヤーが適度に水平分散されて、相互乗り入れの自由度の高い(参入障壁の低い)産業構造であるほうが多様性が開花するので良いと考える人のほうが多いようでもあります。

これには賛成です。

PC向けのインターネット(WWWの世界)はもともとそういう世界観ですが、モバイルの世界は必ずしもそうではなかったのがこれまで。これが今後どう変化していくかというところに、皆が注目している現在の状況です。


そういえば、これまたタイムリーなことに、昨日、ソフトバンクの知人に久しぶりにお会いして、iPhone の実機をベタベタと触らせてもらいました。

いろいろ話も聞かせていただきまして、率直な感想(印象)は「実にオープンなイメージをうまく演出して打ち出しているものの、実はとってもプロプライエタリなものなのね」といったところでした。

iPhone に関しては、今後、真のオープン化に向けてどう進化していくのか(アップル社がどう進化させていくのか)、日本の携帯キャリア各社の動きと共に、その動きに注目したいところです。

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