プロ意識

  • 2007.10.18 Thursday
  • 19:31
昨晩は久しぶりに西麻布で会食。

とあるシステム開発会社のアーキテクトとして活躍されていた方から、とても良いお話をお伺いしました。

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「リリース後にクレームが出ないプロジェクトは成功か?」というお話。

結論から言うと、答えは「否」。

どんなに良くできた、完成度の高いシステムであっても、本当に使われ、活用されるものは、必ずその利用者からいろいろな要求が即座に出てくる。

「もっと・・・できないの?」
「なんで・・・なの?」

システムの真の利用者にとって、それが、もともとの仕様なのか、不具合なのか、自分の使い方が悪いのか、知ったことでは無い。そのシステムの完成を心待ちにし、そのシステムを使うことで達成したい事柄があり、それを実現させるシステムであると信じてそのシステムに向う。なのに、その目的がスムーズに達成できないことに、ごく自然な不満を持ち、それをストレートにぶつけてくる。

なぜ不満をもつのか、そしてそれを即座に訴えるのか。



それは、「そのシステムを本当に使いたいと望んでいるから」に他ならない。


それだけ重要な目的の達成のために活かされるべき仕組みとして「期待している」からに他ならない。



ということは、リリースしたシステムがノークレームでまったく何の不満の声も上がらないとすると、それは、単に、「利用されていないだけ」と考えたほうがむしろ正解。もともといらないシステムなのかもしれない。はたまた、品質が悪すぎて「利用する気にすらならない」可能性もある。これは最悪である。


全てのシステム開発者に言えること、それは、リリース後のクレームを極度に恐れることは無いということ。むしろ、即座に利用者からの「もっと」や「なんで」が出てくる状態のほうが、喜ぶべきことであると考えたほうが良い。

作る側にとっても、利用する側にとっても、両者にとって、とても大切な「本来の目的を達成するためのエッセンス」がそうしたクレームには沢山詰まっている。

そうした意識を持って、クレームをありがたく受け止め、即座に対応できるかどうかが、エンジニアの器の大きさを決める。

そうしたクレームに、即座に、無駄なく対応できるようになるためには、技術的な知識の蓄積も当然に必要。だからこそ、そのためにエンジニアは技術を磨くんだ、と。



「プロフェッショナルなんだから」、と。



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そんなお話をお伺いしました。
とても共感できました。

忘れないように、私にとっての備忘録としてブログに残させていただきました。
ぜひ、近い将来、どこかでご一緒しましょう。 > Sさん
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